スマホ料金を見直したいけれど、「ワイモバイル、UQモバイル、楽天モバイル……結局どれを選べばいいの?」と迷っていませんか?
格安SIMは10社以上の選択肢があり、料金・速度・端末セット・ポイント還元など比較するポイントもバラバラ。調べれば調べるほど混乱してしまい、「まあ今のままでいいか」と高い料金を払い続けてしまう人も少なくありません。
この記事では、ワイモバイル・UQモバイル・LINEMO・ahamo・楽天モバイル・日本通信SIM・IIJmio・マイネオ・NUROモバイル・povoの10社を、「速度・安心感重視」「料金最優先」「端末セット」「サブ回線向き」の4タイプにマップ化して紹介します。
まず一覧表で全体像をざっくりつかんでから、タイプごとにメリット・注意点をかみ砕いて解説するので、読み終わるころには「自分はこの2〜3社から選べばよさそうだな」と候補が絞れているはず。
スマホ料金を“無理なく・ちょうどよく”下げる一歩を、今日から一緒に踏み出していきましょう。
まずは全体像をチェック|格安SIM10社の“強みタグ”一覧

「いきなり1社に決める」のではなく、まずは10社それぞれの“得意分野”をざっくりつかんでおきましょう。このパートでは、格安SIM10社を一覧表にして、
- どの回線を使っているか(ドコモ/au/ソフトバンク/楽天)
- メインの強みは何か(速度・安心感/料金特化/端末セット/サブ回線向き)
- だいたいどのくらいの料金帯か(3〜5GB/10〜20GBあたり)
といった“方向性”だけをざっくり確認していきます。
細かい料金表やキャンペーンまで全部追い始めると、それだけで疲れてしまいます。ここでは「なんとなく地図が描ければOK」くらいの気持ちで眺めてみてください。
この10社を比較
今回取り上げるのは、次の10社です。
- ワイモバイル
- UQモバイル
- LINEMO
- ahamo
- 楽天モバイル
- 日本通信SIM
- IIJmio
- マイネオ
- NUROモバイル
- povo
サブブランド・オンライン専用・MVNO・トッピング型まで、いま主要な選択肢は一通りカバーしているイメージです。
強みがひと目で分かる比較表(ざっくり版)
まずは“ざっくり版”として、10社の方向性だけをまとめた表です。
※料金は記事執筆時点のおおまかなイメージです。正確な金額や最新キャンペーンは必ず公式サイトで確認してください。
| 事業者 | 回線 | メインの強みタグ | 小容量の目安 | 中容量(10〜20GB)の目安 | 端末セットの強さ |
|---|---|---|---|---|---|
| ワイモバイル | ソフトバンク系 | 速度・安心感/家族割/店舗サポート | 3GB前後:やや高め | 15〜20GB:バランス型 | ◎ |
| UQモバイル | au系 | 速度・安心感/自宅回線とのセット割 | 3GB前後:やや高め | 15〜20GB:バランス型 | ◎ |
| LINEMO | ソフトバンク系 | 小容量の安さ/LINEギガフリー | 3GB:安め | 20GB:標準的 | △(オンライン中心) |
| ahamo | ドコモ系 | 20GB前後のシンプルさ/ドコモ品質 | 小容量:なし〜弱め | 20GB:約3,000円台 | △ |
| 楽天モバイル | 楽天回線+ローミング | 楽天経済圏/従量制プラン | 3GB前後:安め | 20GB〜無制限:使うほどお得感 | ○(ポイント込み) |
| 日本通信SIM | ドコモ系 | 料金特化/通話込みプラン | 3〜6GB:かなり安め | 20GB前後:安め | ×(SIM中心) |
| IIJmio | ドコモ/au系 | 料金特化/端末セット/複数回線に強い | 2〜5GB:安め | 10〜20GB:安め | ◎ |
| マイネオ | ドコモ/au/SB系 | 節約オプション/使い方で安くできる | 1〜5GB:安め | 10〜20GB:標準〜やや安め | ○ |
| NUROモバイル | ドコモ/au/SB系 | 小〜中容量の安さ/NURO光との相性 | 3〜5GB:安め | 10〜20GB:安め | △ |
| povo | au系 | トッピング制/サブ回線・一時利用向き | 使い方次第 | 使い方次第 | ×(SIMのみ) |
ここで大事なのは、細かい数字ではなく、
- 「速度や安心感を取りにいくと、ワイモバイル・UQ・ahamo・LINEMO・楽天あたりが候補になりやすい」
- 「とにかく料金なら、日本通信SIM・IIJmio・マイネオ・NUROモバイル・povoが中心」
- 「スマホを一緒に買うなら、ワイモバイル・UQモバイル・IIJmio・楽天モバイルあたりが強い」
といった“方向感”です。
まずは「何を優先するか」を決めよう
ここまでざっくり眺めてみて、なんとなく気になる会社は出てきましたか?
格安SIM選びで失敗しにくくするコツは、いきなり「どの会社が一番お得か?」を比べるのではなく、先に次のような優先順位を決めてしまうことです。
- 速度・エリア・安定性などの「安心感」を優先したいのか
- 毎月のスマホ料金(ランニングコスト)を最優先にしたいのか
- スマホ本体も一緒に買い替えたいのか
- いまの回線は残したまま、サブ回線として使いたいのか
このあと、
- 「速度・安心感で選ぶなら?」
- 「月額料金を最優先するなら?」
- 「スマホを一緒に買うなら?」
- 「サブ回線・一時利用に向いているのは?」
とタイプ別に掘り下げていきます。自分がどのパターンに近いかをイメージしながら読み進めてもらえると、「最後に2〜3社まで絞る」がぐっとラクになりますよ。
速度・安心感で選ぶなら|サブブランド&キャリア品質グループ

「安くしたいけど、速度が遅くなるのはイヤ」「繋がりにくくなるくらいなら、今のままでもいいかも…」。そんなふうに感じているなら、まずチェックしたいのが“速度・安心感”を重視したグループです。
ここでは、
- ワイモバイル
- UQモバイル
- LINEMO
- ahamo
- 楽天モバイル
の5社を、ざっくりと特徴ベースで見ていきます。
ワイモバイル|家族割と店舗サポートで“はじめての乗り換え”でも安心
ワイモバイルはソフトバンク系のサブブランドです。ざっくり言うと、
- ソフトバンク本家に近い速度・エリア
- 全国のソフトバンクショップやワイモバイルショップで相談できる
- 家族割や自宅回線(SoftBank Air/SoftBank光など)とのセット割
といった“安心感”に振った格安SIM。
「スマホ料金は下げたいけど、自分ひとりで全部手続きするのは不安」「家族まとめて見直したい」という場合には、候補に入れておきたい1社です。
その一方で、
- 3GB・15GBといったプランの月額は、MVNO勢と比べると“最安”ではない
- 家族割やセット割を使わないと、割安感がやや弱く見えることも
といった面もあります。家族や固定回線も含めてトータルで見るとお得、というタイプですね。
ワイモバイルの具体的な料金と「シンプル3」の特徴は、こちらの記事で詳しく解説しています。
UQモバイル|au回線の安定感+自宅回線セットで強みを発揮
UQモバイルはau(KDDI)系のサブブランドです。
- au本家と同じエリア・同等クラスの速度
- auショップ・UQスポットなどでの対面サポート
- auひかり・auでんきなどとのセット割
といったポイントが特徴で、「地方や郊外でも電波の安定を重視したい」「KDDI系のサービスをまとめたい」という人との相性がいいです。
ワイモバイルと同じく、
- 単純な“月額の安さ”では、日本通信SIMやIIJmioほどのインパクトはない
- セット割・家族割をうまく使えるかどうかでお得度が変わる
という性格なので、「家族・自宅回線を含めてau系でそろえたいか」が判断のポイントになります。
UQモバイルの最新プランやキャンペーン内容は、公式サイトでもあわせてチェックしてみてください。
LINEMO|3GB 990円+LINEギガフリーのライトユーザー向け
LINEMOは、ソフトバンクのオンライン専用ブランドです。特徴を一言でまとめるなら、
- 3GB 990円の小容量プランが安め
- LINEのトーク・音声通話・ビデオ通話などが“ギガフリー”で使える
- ソフトバンク本家と同じ回線を使うので速度・エリアも安心
という、「ライトユーザー向けサブブランド寄りの格安SIM」です。
特に、
- 普段はWi-Fi中心で、外ではLINEメイン
- 動画はあまり見ないけど、連絡はLINEでたくさんする
といった使い方なら、3GBでも十分足りるケースが多く、「速度・安心感」と「安さ」のバランスが取りやすいです。
注意したいのは、
- オンライン専用のため、店舗サポートが基本的にないこと
- 端末セット販売はなく、スマホ本体は別に用意する必要があること
あたり。すでにSIMフリースマホを持っている人や、機種変更は別ルートで考えている人向けの選択肢ですね。
LINEMOと楽天モバイル、LINEのギガフリーをどう使い分けるかは、LINEMO×楽天×LINEをまとめた比較記事も参考にしてみてください。
ahamo|30GB前後で“ドコモ品質”を求める人の定番
ahamoはドコモのオンライン専用ブランドです。
- 月30GB+5分かけ放題がセットになったシンプルなプラン
- ドコモ本家と同じエリア・同等クラスの品質
- 海外ローミング(一定量まで)も含まれている
と、「30GB前後をガッツリ使う人向けの定番プラン」という立ち位置になっています。
向いているのは、
- 動画・SNS・テザリングなどで、そこそこデータを使う一人暮らし
- ドコモ回線のエリアを維持しつつ、料金を下げたい人
といったケースです。
一方で、
- 3〜5GBクラスの小容量プランはない
- 逆に、無制限級の大容量を求めるなら他の選択肢のほうが良い
- 申し込み・サポートは基本オンライン
という性格もあります。「30GB前後で、なるべくシンプルに」という人には分かりやすいけれど、小容量・大容量のどちらかに極端に振りたい人にはハマりにくい、というイメージです。
楽天モバイル|エリアが合えば“楽天経済圏”とセットでお得
楽天モバイルは、楽天グループが提供する自社回線のキャリアです。
- 使ったデータ量に応じて料金が変わる従量制プラン
- 楽天市場でのポイント倍率アップなど、“楽天経済圏”との相性が良い
- キャンペーン時の端末セット・ポイント還元が大きい
といった特徴があり、「楽天市場でよく買い物する」「楽天カードを使っている」といった人なら、トータルの家計で見るとお得になりやすいキャリアです。
ただし、
- 自宅や職場・よく行く場所で電波がしっかり入るか
- 屋内・地方などでの電波の掴み具合
は、事前に必ずチェックしておきたいポイントです。エリアがマッチしていれば“あり”、合わないなら無理に選ばないほうがいい、という少しクセのあるポジションと言えます。
都市部での使い勝手や、楽天経済圏と組み合わせた節約イメージは、楽天モバイルを“月1,500円台”で使う記事でも具体例を紹介しています。
速度・安心感グループのまとめ|「何を守りたいか」で絞り込もう
ここまでの5社をざっくり整理すると、
- 家族割や店舗サポートも含めて“安心して乗り換えたい”なら、ワイモバイル or UQモバイル
- 20GB前後でドコモ品質をキープしたいなら、ahamo
- 小容量でLINE中心のライトユーザーなら、LINEMO
- 楽天市場ヘビーユーザーで、エリアも問題なければ、楽天モバイル
という分け方がしやすくなります。
「速度・安心感」重視の人は、この中から2社くらいに候補を絞りつつ、次の「料金最優先」グループも軽く見ておくのがおすすめです。思った以上に月額差が出る場合は、少しだけ妥協してコスパ寄りに振る、という選び方もアリですよ。
月額料金を最優先するなら|コスパ重視グループ

「とにかく毎月のスマホ料金を下げたい」「速度は“そこそこ”でいいから、固定費を軽くしたい」という人は、この“料金特化グループ”から候補を探すのがおすすめです。
ここでは、
- 日本通信SIM
- IIJmio
- マイネオ
- NUROモバイル
- povo
の5社を中心に、「どんな人と相性が良いか」をベースに見ていきます。
日本通信SIM|通話込みでも分かりやすく安い“合理的プラン”
日本通信SIMは、「合理的○GB」シリーズの名前どおり、
- データ容量
- 月額料金
- 通話オプション
のバランスが“分かりやすくて安い”のが強みの格安SIMです。
たとえば、
- データ+70分通話込み
- データ+かけ放題込み
のように、「通話料をあとから気にしなくていい」設計のプランが用意されているので、
- 親や家族のスマホ代をまとめて管理したい
- 通話もそこそこ使うけれど、キャリアのかけ放題は高くて悩んでいる
といったケースとの相性がとても良いです。
一方で、
- 店舗サポートはなく、手続きは基本オンライン
- ドコモ回線のみなので、「au回線やソフトバンク回線で使いたい」場合は別候補を探す必要がある
といった特徴もあります。「通話込みでトータルを安く・シンプルに」という人向けの1社です。
\初期費用もスターターパックでお得に/
日本通信SIMを使いつつ、自宅はWiMAXでまとめて節約するパターンは、日本通信SIM×Broad WiMAXの組み合わせ記事で詳しく解説しています。
IIJmio|細かい容量設定+端末セットで“総コスト”を下げやすい
IIJmioは、
- 2GB/5GB/10GB…といった細かい容量設定
- 音声SIMの月額が安め
- 端末セット・MNPキャンペーンが豊富
といった点で、「乗り換えのタイミングでまとめてコスパを取りにいきたい人」に向いている格安SIMです。
特に、
- 家族で複数回線をまとめてIIJmioに移す
- 新しいスマホへの買い替えと同時に、通信費も下げる
といった“まとめて見直し”のシーンで力を発揮します。
注意しておきたいのは、
- キャンペーン内容が時期によって変わるため、「通常料金」と「キャンペーン適用後」の両方を見ておくこと
- 端末セットはお得な反面、在庫・機種ラインナップが変動しやすいこと
あたりです。「乗り換えのタイミングで、端末とセットでお得に」を狙うなら、まずチェックしておきたい1社ですね。
楽天モバイルやIIJmioを“サブ回線専用”で使う具体的なパターンは、eSIMサブ回線の活用記事もあわせてチェックしてみてください。
IIJmioの最新プランや端末セール情報は、公式サイトでチェックしてみてください。
マイネオ|“節約テク”を楽しめる人向けの多機能MVNO
マイネオは、
- ドコモ/au/ソフトバンクの3回線から選べる
- パケット放題・時間帯限定のデータフリー
- 余ったパケットをシェア・譲渡できる仕組み
など、「使い方の工夫で料金を抑える仕掛け」がたくさん用意されているMVNOです。
向いているのは、
- 平日日中はほとんどWi-Fiで、特定の時間帯だけギガを使う
- 家族や友だちと一緒にマイネオを契約して、パケットを融通し合う
といった、“自分で調整するのが苦にならないタイプ”の人です。
逆に、
- プランやオプションの種類が多く、「シンプルなほうが安心」という人にはやや複雑に感じられる
- 何も工夫しないと、日本通信SIMやIIJmioほど「勝手に安くなる」わけではない
という面もあります。「節約テクを楽しみながら安くしたい」人向けの1社として覚えておくと良いポジションです。
マイネオ独自の節約オプションや最新プランの詳細は、公式サイトで確認できます。
NUROモバイル|小〜中容量が静かに安い“穴場”ポジション
NUROモバイルは、
- 3GB〜10GBあたりの小〜中容量帯が安め
- ドコモ/au/ソフトバンクの3回線から選べる
- NURO光とのセット利用も視野に入れやすい
といった点で、「ライトユーザー〜標準ユーザー向けのコスパ型MVNO」という立ち位置です。
向いているのは、
- 毎月のデータ通信量がだいたい3〜10GB前後で落ち着いている
- すでにNURO光を使っていて、通信費全体を見直したい
といった人。
注意点としては、
- ワイモバイルやUQモバイルほどの知名度はないため、自分でサービス内容をしっかり確認する必要がある
- 店舗サポートは基本的に期待できない
というあたりがあります。「とにかく名前が有名なところが安心」というタイプよりも、「条件が合えば知る人ぞ知るお得枠でもOK」というタイプ向けです。
NUROモバイルの小〜中容量プランやキャンペーンの詳細は、公式サイトにまとまっています。
povo|“運用次第でほぼ0円も狙える”トッピング型
povoは、au回線を使ったトッピング型のオンライン専用プランです。
- 基本料金は0円に近く、必要なときだけデータトッピング
- 24時間データ使い放題といった“短期集中”のトッピングもある
- au回線のエリア・品質をベースに使える
といった仕組みになっているため、
- ふだんはほとんどWi-Fiで、モバイルデータはたまに使う程度
- イベントや旅行、固定回線トラブルのときだけ一気に使いたい
といった人が、“サブ回線”として持つのに向いています。
一方で、
- トッピングの選び方・頻度によっては、結果的に他社より高くつくこともある
- 「何も考えずに使う」には向かず、ある程度自分で管理する必要がある
という性格もあります。メイン回線をしっかり別で用意したうえで、「必要なときだけブーストする回線」として活用するイメージですね。
トッピングの種類や条件など、povoの詳しい仕組みは公式サイトに整理されています。
料金特化グループのまとめ|“放っておいて安いか”“工夫して安いか”
料金特化グループをざっくり整理すると、
- 通話込みでシンプルに安くしたい → 日本通信SIM
- 乗り換えと端末セットで総コストを下げたい → IIJmio
- 節約テク・オプションを自分で活用して安くしたい → マイネオ
- 小〜中容量で静かに安く、NURO光とのセットも視野に → NUROモバイル
- Wi-Fi前提で“必要なときだけ”使うサブ回線 → povo
といった住み分けになります。
イメージとしては、
- 「何も考えず、放っておいても安く済ませたい」のか
- 「ちょっと工夫してでも、徹底的に安くしたい」のか
どちら寄りかを意識しておくと、自分に合うコスパ型の1社が選びやすくなりますよ。
スマホを一緒に買うなら|端末セットに強い事業者

「どうせならスマホも一緒に新しくしたい」「分割でまとめて支払いたい」という人は、“端末セットに強いかどうか”もチェックしておきたいポイントです。
このパートでは、すでに紹介した10社の中から、
- 端末セットで特に選ばれやすい事業者はどこか
- どんな人が“セット契約向き”なのか
をコンパクトに整理していきます。各社の詳しい特徴は、それぞれの前のパート(速度・安心感/料金特化)で解説しているので、ここでは「端末選びとの相性」という視点に絞って見ていきましょう。
端末セットに強い主な4社
楽天モバイル|ポイント還元込みの“実質価格”で狙いたい人向け
- 端末値引き+楽天ポイント還元で「実質○○円」となりやすい
- 楽天市場・楽天カードと組み合わせるほどトータルでお得になりやすい
- iphone16eが24回払いで1円などiphone分割にも強い
👉 向いている人:
- もともと楽天経済圏をよく使っている
- ミドルレンジ〜エントリークラスの端末を“ポイント込みでお得に”手に入れたい
※ 楽天モバイル自体の詳しい特徴は、「速度・安心感」パートを参照してください。
ワイモバイル/UQモバイル|ショップや量販店で“相談しながら決めたい”人向け
- ショップや家電量販店で、スタッフと相談しながら端末とプランを選びやすい
- シニア世代や家族のスマホと一緒に契約しやすい
- ミドルレンジスマホや型落ちiphoneの購入に強い
👉 向いている人:
- 初めてのスマホ・初めての乗り換えで不安が大きい
- 親や家族のスマホをまとめて見直したい
- 「自分に合う端末が分からないので、対面で相談したい」という人
IIJmio|型落ち〜ミドルレンジの“コスパ機種”を狙いたい人向け
- 型落ちモデルやミドルレンジ機のセールが多い
- 中古・アウトレット品も含めてラインナップが豊富
👉 向いている人:
- 2〜3万円台前後の端末で十分
- 「最新ハイエンドじゃなくていいから、価格と性能のバランス重視」で選びたい
- 乗り換えと同時に端末も変えて、通信費もまとめて下げたい
端末セットで選ぶときのチェックポイント
端末とセットで契約する場合は、お得そうに見えても次のポイントを必ず確認しておきましょう。
- 端末代の総額(分割払いの回数・月額・一括時の価格)
- 通信費を含めた「2〜3年トータル」での支払いイメージ
- 解約時に端末残債や違約金がどう扱われるか
一見おトクなキャンペーンでも、「ポイント前提で計算していた」「2〜3年の総額で見るとそこまで安くなかった」というケースは珍しくありません。
その為、一度ざっくり比較してみると、「自分はどちらのほうが合っていそうか」が見えやすくなりますよ。
「結局どこがいい?」が30秒で分かるQ&A

最後に、格安SIM選びで「ここが知りたい!」とよく聞かれるポイントを一問一答でまとめました。
- Q家族で乗り換えるなら、どこが一番おすすめですか?
- A
- Q1人で使います。速度と安さのバランスが良いのは?
- A
ドコモ品質で30GB使える「ahamo」が最強のバランスです。
月額2,970円で30GB+5分かけ放題がついており、お昼の混雑時でも速度が落ちません。「細かい節約は面倒だけど、失敗したくない」という人に最適です。
- Q速度はそこそこでいいから、とにかく最強に安くしたい!
- A
「日本通信SIM」の合理的プランが候補になります。
20GBといった中容量はもちろん、50GB+5分通話かけ放題で月額2,178円という驚異的なプランがあります。お昼の速度低下さえ許容できれば、コスパは圧倒的です。
リンク
- QLINEしか使いません。一番安いのは?
- A
「LINEMO」のベストプラン(3GBまで)です。
月額990円で、LINEのトークや通話がデータ消費ゼロ(ギガフリー)になります。ソフトバンク回線なので品質も安心です。
LINEMOと楽天モバイルのLINEギガフリーをもっと細かく比べたい人は、LINEMO×楽天×LINEの使い分けを解説した記事もあわせてチェックしてみてください。
- Q格安SIMにすると、お昼に繋がらなくなるって本当?
- A
まとめ|“完璧な1社”より“自分にとってちょうどいい1社”を

ここまで、格安SIM10社の特徴を「速度・安心感」「料金特化」「端末セット」「サブ回線向き」という切り口で見てきました。
改めて整理すると、
- ワイモバイル/UQモバイル/LINEMO/ahamo/楽天モバイル
→ 回線品質や安心感を重視しながら、キャリアよりも料金を抑えたい人向け - 日本通信SIM/IIJmio/マイネオ/NUROモバイル/povo
→ 毎月のスマホ料金をとことん下げたい人、使い方を工夫してコスパを取りにいきたい人向け
といった“役割分担”になっていました。
大事なのは、
「すべてにおいて完璧な1社」は存在しない
という前提を受け入れてしまうことです。
- 料金を最優先にすれば、サポートや安心感は少し譲ることになる
- 店舗サポートや家族割を重視すれば、最安クラスの料金ではなくなる
- サブ回線を増やせば安心感は増すものの、そのぶん合計の通信費や管理コストが増える
といったように、どこかで“トレードオフ”が必ず発生します。
だからこそ、
- 自分は「何を一番守りたいのか」
- どこまでなら妥協できそうか
をはっきりさせたうえで、ベストではなく“ベター”な1社を選ぶイメージで考えるのがポイントです。
迷ったときは“3つのルート”でざっくり絞ろう
「ここまで読んでも、まだ決めきれない…」というときは、次の3つのルートのどれかに当てはめて考えてみてください。
- 安心感重視ルート
→ ワイモバイル/UQモバイル/ahamo 「回線品質やサポートをある程度キープしつつ、キャリアより安くしたい」人向けのルートです。 - 料金重視ルート
→ 日本通信SIM/IIJmio/NUROモバイル 「毎月のスマホ代をとにかく下げたい」「店舗サポートはそこまでいらない」という人向けです。 - サブ回線・バックアップルート
→ povo/LINEMO(+条件が合えば楽天モバイル) 「メインはそのままにして、もしものときの保険や、仕事用の別番号がほしい」人向けのルートです。
まずはこの3つのうち、自分が一番近そうなルートを選び、その中から2〜3社に候補を絞ってみてください。
最後に:いきなり“完璧な正解”を目指さなくていい
格安SIM選びは、情報を追いかけ始めるとキリがありません。「もっと安いところがあるかも」「他にもお得なキャンペーンが…」と考えているうちに、何も変えられないまま時間だけが過ぎてしまいがちです。
でも、実際には、
- キャリアから10社のどれかに乗り換えるだけでも、年間で数万円レベルの差がつくことが多い
- 一度乗り換えを経験してみると、次からは“比較のコツ”も分かってくる
というメリットがあります。
この記事で10社の全体像と、自分に近いルートがなんとなく見えてきたなら、
- 気になる2〜3社をピックアップする
- 各社の公式サイトや個別の比較記事で、最新の料金・キャンペーンを確認する
- 「とりあえず1社」に決めて一歩踏み出してみる
このステップで十分です。
“完璧な正解”を探すよりも、「今よりムダの少ない、ちょうどいい1社」を選ぶこと。それだけでも、スマホ料金と気持ちの両方が、かなり軽くなるはずですよ。

