スマホを乗り換えたいけれど、
「MNPの手続きってなんだかややこしそう…」
と思っていませんか?
これまでは、現在のキャリアで予約番号を発行して、それを新しいキャリアに入力して…という手順が必要で、正直少し面倒でしたよね。
そんな中、登場したのが「MNPワンストップ」制度です。
この仕組みを使えば、予約番号の取得が不要になり、1つの手続きだけで簡単に乗り換えができるようになりました。
とはいえ、
「自分の使っているキャリアが対応しているの?」
「本当にカンタンにできるの?」
「注意点はない?」
と気になる点も多いはず。
この記事では、MNPワンストップの基本的な仕組みや対応キャリア、具体的な手続きの流れ、そしてできない場合の対処法まで詳しく解説します。
MNP手続きの不安をなくして、1日でも早くスマホ代を安くしたい方は、ぜひ最後までチェックしてください。
MNPワンストップとは?
従来のMNPとの違い

これまでのMNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)では、乗り換え元のキャリアで「MNP予約番号」を取得し、それを乗り換え先のキャリアに伝えるという2段階の手続きが必要でした。
この手順はWebで完結できるようになってきたとはいえ、手間や不安を感じる人も少なくありませんでした。
MNPワンストップ制度では、こうした“予約番号の取得”が不要になり、乗り換え先の事業者だけで手続きが完結できるようになりました。
つまり、ユーザーは「乗り換え先を選ぶだけ」で、よりスムーズに手続きを進めることができるのです。
※ただし、MNPワンストップは現時点ではオンライン手続き限定であり、店舗や電話での手続きには対応していません。
そのため、店頭でスタッフのサポートを受けながら手続きを行いたい方は、従来の方法でMNP予約番号を取得する必要があります。
制度が導入された背景と目的
この制度が始まったのは、2023年5月24日。
総務省が主導して、「通信サービスの乗り換えをもっと手軽にしよう」という目的のもと導入されました。
背景には、キャリア間の競争促進や、ユーザーの選択肢を増やすという狙いがあります。
実際に「手続きが複雑だから乗り換えをためらっていた」という人も多く、ワンストップ化によりそのハードルが大きく下がることが期待されています。
私の周りにも手続きがよく分からないからためらっている人がいました。
MNPワンストップでできること
MNPワンストップ制度を使うことで、以下のようなメリットがあります。
- MNP予約番号の取得が不要
- 乗り換え先の手続きだけで完結
- その場で本人確認(eKYC)が可能
- 即日乗り換えも可能なケースあり
これにより、「思い立ったらすぐに乗り換えられる」スピード感と手軽さが実現。
これまで複雑に感じていたMNP手続きが、ワンステップで完結する時代に突入しています。
対応している事業者・キャリア一覧

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)
MNPワンストップに対応している大手キャリアは以下のとおりです。(2025年4月時点)
キャリア名 | 対応状況 | 備考 |
---|---|---|
ドコモ(ahamo含む) | ✅ 対応済み | オンライン手続きで利用可能 |
au(povo含む) | ✅ 対応済み | povoもMy au経由で対応可能 |
ソフトバンク(LINEMO含む) | ✅ 対応済み | ワイモバイルも含め幅広く対応 |
楽天モバイル | ✅ 対応済み | eKYCによる本人確認が必要 |
全キャリア、公式サイトや専用アプリ上で、予約番号の取得なしにそのまま乗り換え手続きが完結できます。
オンラインで完了できるため、手間を最小限に抑えられるのが大きなメリットです。
格安SIM(mineo・日本通信など)の対応状況
MNPワンストップに対応している主要なMVNO(格安SIM)事業者は以下のとおりです。(2025年4月時点)
事業者名 | 対応状況 | 備考 |
---|---|---|
日本通信SIM | ✅ 対応済み | オンライン手続きで利用可能 |
mineo(マイネオ) | ✅ 対応済み | マイページから乗り換え手続きが可能 |
IIJmio | ✅ 対応済み | eSIM・物理SIMどちらも対応 |
HISモバイル | ✅ 対応済み | 2024年11月15日より対応開始 |
NUROモバイル | ✅ 対応済み | 2024年6月13日より対応開始 |
これらの事業者では、公式サイトや専用アプリ上で、予約番号の取得なしにそのまま乗り換え手続きが完結できます。
オンラインで完了できるため、手間を最小限に抑えられるのが大きなメリットです。
最新の対応状況を確認する方法
MNPワンストップの対応状況は、時期によって変わることがあります。
以下の方法で、常に最新の情報を確認してから手続きを進めましょう。
- ✅ 各キャリア・MVNOの「公式サイト」を確認する
- ✅ MNP受付画面で「対応」と表示されているかを見る
特にMVNOを利用している場合は、申し込み直前に最新情報を再確認することをおすすめします。
MNPワンストップの手続き方法(ahamo → 楽天モバイル)

準備するもの
MNPワンストップを利用してahamoから楽天モバイルへ乗り換える際には、以下のものを事前に準備しておくとスムーズに手続きが進みます。
- 本人確認書類:運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど
- 楽天会員ユーザID・パスワード:本人確認書類の情報と、楽天会員情報が一致している必要があります。
- クレジットカードまたは銀行口座情報:支払い方法として必要です。
- 利用中のスマートフォン:楽天モバイルで利用可能な端末か、SIMロックが解除されているかを確認してください。
※2021年10月1日以降に販売されたスマートフォンからは、原則SIMロックはかかっていません
手続きの流れ(ahamo → 楽天モバイル)
ahamoから楽天モバイルへのMNPワンストップ手続きは、以下のステップで行います。
- 楽天モバイルに申し込む
楽天モバイルの公式サイトにアクセスし、「他社から乗り換え(MNP)」を選択して申し込みを開始します。 - 契約者情報の入力
楽天会員IDでログインし、契約者情報や支払い情報を入力します。 - 電話番号の引き継ぎ(MNP)申請
申し込み完了後、my 楽天モバイルの「申し込み履歴」から「電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする」を選択します。 - ahamoのログイン情報で認証
案内に従い、ahamo(ドコモ)のログイン情報を入力して認証を行います。 - 本人確認(eKYC)の実施
運転免許証やマイナンバーカードを用いたオンラインでの本人確認を行います。 - SIMカードまたはeSIMの受け取り・設定
- SIMカードの場合:数日後に届くSIMカードを端末に挿入し、初期設定を行います。
- eSIMの場合:手続き完了後に届く案内メールに従って、eSIMの設定を行います。
このように、MNPワンストップを利用することで、従来のMNP予約番号の取得が不要となり、乗り換え手続きが簡素化されます。
もし迷うことがあれば、楽天モバイルの公式サポートページに沿って進めるとスムーズです。
▶ ahamoから楽天モバイルへの乗り換え方法を見る(公式ページ)
所要時間とスムーズに進めるコツ
- 所要時間:申し込みから開通までの時間は、eSIMを利用する場合は最短即日での開通も可能です。SIMカードの場合は、配送に数日かかることがあります。
- スムーズに進めるコツ:
- 事前準備:必要な書類や情報を事前に用意しておくことで、手続き中の中断を防げます。
- 対応時間の確認:キャリアによっては、eSIMの開通受付時間が決まっている場合があります。事前に確認しておくと安心です。
- 名義の一致:現在の契約者名義と乗り換え先の契約者名義が一致していることを確認してください。名義が異なる場合、手続きが進められないことがあります。
これらのポイントを押さえておくことで、MNPワンストップを利用した乗り換え手続きをスムーズに進めることができます。
「手間なく、今すぐスマホ代を見直したい」そんな方には楽天モバイルがぴったり。
MNPワンストップに対応しているので、迷わず簡単に乗り換えができます。
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MNPワンストップが「できない」ケースと対処法

ワンストップ非対応の事業者がある
MNPワンストップは便利な制度ですが、すべての通信事業者が対応しているわけではありません。
特に、一部の格安SIMや法人契約、特殊な契約プランを利用している場合、従来の「予約番号方式」での手続きが必要になることがあります。
2025年現在、主要なキャリアやMVNOの多くが対応を進めていますが、念のため申し込み前に「対応状況」を確認しておくのが確実です。
エラーが出たときの対処法
まれに、MNPワンストップの手続き中に次のようなエラーが発生することがあります。
- 転出元のマイページにログインできない
- 契約情報が一致しない(名義や生年月日など)
- eKYC(本人確認)がうまくいかない
こうした場合は、焦らず以下の対応を行いましょう。
- 公式サポートページの確認(キャリアによってFAQがあります)
- 再ログインまたは時間を置いて再試行
- 必要に応じて従来方式でのMNP予約番号発行に切り替え
楽天モバイルをはじめとする多くのキャリアでは、サポートチャットや電話窓口でMNPに関する個別対応も受け付けています。
従来のMNP手続き(予約番号方式)を使う場合
もしMNPワンストップが利用できない場合でも、従来のMNP予約番号方式での手続きは引き続き可能です。
主な流れは以下の通り
- 現在の契約キャリアのマイページやアプリで「MNP予約番号」を取得
- 乗り換え先のキャリアの申し込み画面で、その番号を入力
- 契約完了後、SIMカードの差し替えやeSIM設定で開通
特に名義不一致や法人契約などの場合は、予約番号方式の方がスムーズに進むケースもあります。
MNPワンストップは非常に便利な制度ですが、すべてのケースに対応しているわけではありません。
万が一うまくいかないときのために、従来方式の流れを頭に入れておくと安心です。
まとめ|MNPワンストップで乗り換えはもっと手軽に!

これまでスマホの乗り換えといえば、「MNP予約番号を取って、入力して…」という複雑な手続きが当たり前でした。
しかし、MNPワンストップ制度の登場により、乗り換え手続きは大きく簡素化されました。
✅ 予約番号は不要
✅ オンラインで手続き完結
✅ eSIMなら即日利用も可能
対応しているキャリアもどんどん増えており、今なら誰でもスムーズに・ストレスなくスマホを乗り換えることができます。
とくに、月額料金を見直したい方にとっては、「乗り換えが面倒」という壁がなくなった今こそがチャンスです。
この記事で紹介した流れを参考に、あなたもぜひMNPワンストップを活用して、お得な通信環境を手に入れてくださいね。