ゲーミングノートをブラックフライデーで狙うなら、「とりあえず安い1台」よりも、“長く戦えるエントリーモデル”を拾うのが正解です。
とはいえ、価格・在庫・GPU・冷却・重量…見るポイントが多くて混乱しがちなんですよね。原因は、同じRTX 40番台でも型番や冷却設計、ポイント計算の落とし穴で、実質価格が大きく変わるから。そこでこの記事では、2024年後半〜2025年に国内発売されたエントリー向けゲーミングノート5機種を厳選し最短で決められるように整理しました。
ブラックフライデー全体で「どこまで安くできるか」を先に押さえたい人は、ハブ記事もセットでどうぞ。→ ブラックフライデーで“最安”を狙う全体戦略まとめ
本体だけでなく通信費もブラックフライデーで圧縮したいなら、SIMキャンペーンのまとめ記事もチェックしておくと安心です。→ 「ブラックフライデーでお得なSIMキャンペーンまとめ」
まず結論:こう決めればOK

- 予算を抑えつつFHD+高リフレッシュなら → RTX 4050+165Hzの GALLERIA RL7C-R45-5N を軸に考える。
- 持ち運びも視野に入れるなら → 約1.98kgでRTX 4060搭載の MSI Cyborg 15 A13VFK-1002JP を第一候補に。
- 自宅据え置きメインで“コスパ重視”なら → RTX 4050+1TB SSD+165Hzの Acer Nitro V 15 がバランス良し。
- 16インチ画面と“数年先まで”の余裕が欲しいなら → RTX 5060+32GBメモリの ASUS TUF Gaming F16 で伸びしろを取る。
- セールで一気にハイスペック寄りを狙うなら → RTX 5060+1TBの HP Victus 15-fa(BS7L0PA) を、BF価格次第でチェック。
実際の価格・在庫・ポイントは常に動くので、最終的な金額は各ショップ公式ページで必ず確認してください。
ドスパラ GALLERIA RL7C-R45-5N|“まず1台”ならこれでOK
- 一言サマリ:16万円台でRTX 4050&165Hz。素直なエントリー機。
- 実売価格(2025-11-19時点):税込 約160,000〜165,000円前後
- 発売時期:2025年6月発売のRTX 4050搭載モデル
🧩 主要構成
- CPU:Intel Core i7-13620H
- GPU:GeForce RTX 4050 Laptop
- メモリ:16GB(最大64GBに増設可)
- SSD:1TB NVMe(構成により500GB〜)
- 画面:15.6型 FHD(1920×1080)/ 165Hz
- 重量:約2.2〜2.3kg
🌟 強み
- RTX 4050+i7でFHD/中〜高設定をしっかり動かせる。
- 165HzパネルでTPS/FPSもヌルヌル。
- ドスパラの24時間サポート+国内1年保証で、初期不良対応が分かりやすい。
⚠️ 注意点
- 重量2.2kgクラスで、毎日の持ち運びにはやや重い。
- バッテリーは動画再生で約4.5時間程度。ゲーム時は基本AC必須。
- 排気がそれなりに熱いので、膝置きより机上運用推奨。
🎯こんな人にオススメ
- 「とりあえず10万円台後半でちゃんと遊べる1台」が欲しい。
- APEX / VALORANTなどFHD中心のタイトルがメイン。
- 5〜6年は“中設定”で粘りたいライト〜ミドルゲーマー。
🔧増設・交換
- メモリ:空きスロット有り(最大64GBまで想定)。
- SSD:M.2スロット増設・交換対応モデル。
📝ミニ評
「最安ではないけど、変な“地雷要素”が少ないエントリー機」。FHD+中〜高設定で遊ぶなら、まずここを基準に考えてOKです。
MSI Cyborg 15 A13VFK-1002JP|薄型×RTX 4060のモバイル寄りエントリー
- 一言サマリ:ほぼ2kgでRTX 4060。持ち歩けるゲーミングノート。
- 実売価格(2025-11-19時点):税込 約140,000〜150,000円前後(Amazon限定モデルの価格帯)
- 発売・展開時期:2024年9月以降に国内展開開始(Cyborg 15 A13Vシリーズ)
🧩 主要構成
- CPU:Intel Core i7-13620H
- GPU:GeForce RTX 4060 Laptop
- メモリ:16GB(DDR5、増設可)
- SSD:512GB NVMe
- 画面:15.6型 FHD(1920×1080)/ 144Hz
- 重量:約1.98kg(薄型シャーシ)
🌟 強み
- 約2kgでRTX 4060搭載。モバイル寄りのバランスの良さ。
- 144HzパネルでFPSやTPSも快適。
- サイドの半透明デザインで、見た目の“ゲーミング感”もしっかり。
⚠️ 注意点
- メモリ16GB・SSD 512GBは、配信や重いタイトルを多く入れるとやや心許ない。
- 薄型ゆえに高負荷時はファン音がそれなりに目立つ。
- ACアダプタ込みだと持ち運び重量はそれなり。バッグの容量も要チェック。
🎯こんな人にオススメ
- カフェや実家など、場所を変えつつゲームを楽しみたい人。
- FHD+中〜高設定で長く遊びたいライト〜ミドルゲーマー。
- 見た目も含めて「ゲーミングノート感」をしっかり味わいたい人。
🔧 増設・交換
- メモリ:2スロット構成で、最大32GB以上への増設に対応(モデルにより仕様確認推奨)。
- SSD:M.2 NVMeスロットで換装・増設可。1TB以上への換装を前提にしてもいい。
📝 ミニ評
薄さ・重量・性能のバランスが良く、「RTX 4060でここまで軽いならアリ」と感じる1台。BFでうまく値引きやポイントが重なると、20万円以内で“長く戦えるモバイル寄りエントリー機”としてかなり魅力的です。
Acer Nitro V 15 ANV15-51(RTX 4050モデル)|FHD×165Hzの据え置きコスパ枠
- 一言サマリ:RTX 4050+165Hzで約16万円台。据え置き寄りのコスパ機。
- 実売価格(2025-11-19時点):税込 約155,000〜165,000円前後
- 発売・展開時期:2024年10月末ごろから国内ECで取り扱い開始
🧩 主要構成
- CPU:Intel Core i7(Hシリーズ)
- GPU:GeForce RTX 4050 Laptop
- メモリ:16GB(DDR5、増設可)
- SSD:1TB NVMe
- 画面:15.6型 FHD(1920×1080)/ 165Hz
- 重量:約2.11kg
🌟 強み
- RTX 4050+i7+1TB SSDで、FHDゲーミングには十分なバランス。
- 165Hzパネルで、FPS系タイトルの“ヌルヌル感”が出しやすい。
- 重量2.1kg前後で、据え置き寄りながらも家の中の移動はしやすい。
⚠️ 注意点
- メモリ16GBは、配信や重いクリエイティブ用途だと物足りなくなる可能性あり。
- ゲーミング筐体らしく、負荷時のファン音はしっかり聞こえる。
- ACアダプタも大きめなので、外で長時間ゲームをする用途にはあまり向かない。
🎯こんな人にオススメ
- 「とりあえず10万円台後半でちゃんと遊べる1台」が欲しい人。
- APEX / VALORANTなどFHD中心のタイトルがメインの人。
- 自宅据え置きメインで、たまに部屋を移動するくらいの使い方を想定している人。
🔧 増設・交換
- メモリ:2スロット構成で、32GB以上への増設に対応(仕様はモデルごとに確認)。
- SSD:M.2 NVMeスロットで換装・増設可。将来2TB以上にする道も残せる。
📝 ミニ評
価格とスペックのバランスが良く、「RTX 4050+1TB+165Hz」でこの価格帯ならかなり堅実な選択。BFで少しでも値引きされていれば、エントリー〜ミドル帯の“据え置きコスパ枠”として安心して推せる1台です。
ASUS TUF Gaming F16 FX608JM|16インチ×RTX 5060の“伸びしろ枠”
- 一言サマリ:16型165Hz+RTX 5060。長く使いたい人向け。
- 実売価格(2025-11-19時点):税込 約210,000〜230,000円前後
- 発売時期:2025年6月11日発売
🧩 主要構成
- CPU:Intel Core i5-13450HX
- GPU:GeForce RTX 5060 Laptop
- メモリ:32GB
- SSD:512GB NVMe
- 画面:16型 WUXGA(1920×1200)/ 165Hz
- 重量:約2.3kg(TUFシリーズらしい頑丈ボディ)
🌟 強み
- RTX 5060+32GBで、今後の重いタイトルにも対応しやすい。
- 16型・165Hzの余裕ある画面サイズで、MMOやオープンワールドとの相性が良い。
- TUFグレードのMIL規格準拠の堅牢性&デュアルファン+複数ヒートパイプの冷却。
⚠️ 注意点
- 2.3kgクラスで、日常的な持ち運びはそれなりに負担。
- SSD 512GBは、RTX 5060クラスで狙うゲーム本数を考えると物足りない。
- キーボード配列や配色に少しクセがあるので、写真で事前チェック推奨。
🎯こんな人にオススメ
- 「15.6型だとちょっと窮屈」と感じる人。
- MMO・シミュレーションなど、画面情報量の多いゲームを長く遊びたい人。
- デスクトップ代わりの“全部入りノート”が欲しい人。
🔧増設・交換
- メモリ:32GB搭載で当面増設不要だが、仕様上は増設も可能。
- SSD:M.2スロットで1TB以上への換装を推奨。
📝ミニ評
価格は今回の5台の中で上限寄りですが、「16型・165Hz・RTX5060・32GB」という組み合わせは、BF値引き次第でかなり美味しいライン。数年先まで見据えた“伸びしろ重視”の1台です。
HP Victus 15-fa(BS7L0PA)|RTX 5060搭載の“セール番長候補”
- 一言サマリ:RTX 5060+24GBメモリ。セール時の破壊力が高い1台。
- 実売価格(2025-11-19時点)
- HP公式・直販系:税込 200,000〜230,000円前後
- Amazonセール時:179,800円まで値下がりしていた例あり
- 発売時期:RTX 5060搭載モデルは2025年夏以降に国内展開開始
🧩 主要構成
- CPU:Intel Core i7-13620H
- GPU:GeForce RTX 5060 Laptop
- メモリ:24GB
- SSD:1TB NVMe
- 画面:15.6型 FHD / 144Hz
- 重量:約2.29kg
🌟 強み
- RTX 5060+i7+24GBメモリ+1TB SSDで、今回の5台の中でもトップクラスの総合スペック。
- 1TB SSD標準で、ゲームを複数入れても余裕があり、増設前提になりにくい。
- HP公式・大手ECのセール対象になりやすく、値引き幅が大きい傾向。
⚠️ 注意点
- 定価帯は23万円クラスで、BFなどのセール込みでようやく“おいしい価格”になるイメージ。
- 冷却はデュアルファンながら、RTX 4060機より発熱が増えるぶん、ファン音もそれなり。
- バッテリー駆動時間は最大約5〜6時間。ゲーム時はAC前提と考えた方が安全。
🎯こんな人にオススメ
- 「セールのタイミングで、一気にハイスペック寄りに振りたい」人。
- 最新のAAAタイトルも、なるべく設定を落とさず遊びたい人。
- 外付けモニターと組み合わせて、半デスクトップ運用したい人。
🔧増設・交換
- メモリ:24GB(16+8)構成のため、将来は32GB以上へ組み替えたい場合は要換装。
- SSD:1TBあれば当面増設不要だが、M.2スロットで換装・増設可。
📝ミニ評
「定価ではギリ上限オーバーだけど、セールで射程圏内に入った瞬間に一気に“買い”になるタイプ」。RTX 5060世代を試したい人は、BF〜年末セールの値動きをよく見ておきたい1台です。
5機種の比較表
| 機種 | 実売価格の目安(税込)※ | CPU | GPU | メモリ | SSD | 画面&Hz | 重量 | バッテリー目安 | メモリ増設 | SSD増設 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| GALLERIA RL7C-R45-5N | 約16〜16.5万円 | Core i7-13620H | RTX 4050 | 16GB | 1TB(構成により500GB) | 15.6型 FHD / 165Hz | 約2.2〜2.3kg | 動画再生 約4.5時間 | ○(最大64GB) | ○(M.2空き) |
| MSI Cyborg 15 A13VFK-1002JP | 約14.0〜15.0万円 | Core i7-13620H | RTX 4060 | 16GB | 512GB | 15.6型 FHD / 144Hz | 約1.98kg | 動画再生 約4時間前後 | ○(最大32GB以上想定) | ○ |
| Acer Nitro V 15 ANV15-51(RTX4050) | 約15.5〜16.5万円 | Core i7(Hシリーズ) | RTX 4050 | 16GB | 1TB | 15.6型 FHD / 165Hz | 約2.11kg | 動画再生 約4時間前後 | ○ | ○ |
| ASUS TUF Gaming F16 | 約21〜23万円 | Core i5-13450HX | RTX 5060 | 32GB | 512GB | 16型 WUXGA / 165Hz | 約2.3kg | 公称 11時間前後 | △(32GB標準) | ○ |
| HP Victus 15-fa(BS7L0PA) | 約20〜23万円(セール時18万円前後も) | Core i7-13620H | RTX 5060 | 24GB | 1TB | 15.6型 FHD / 144Hz | 約2.29kg | 公称 約5〜6時間 | △(構成により換装要) | ○ |
※すべて2025年11月19日時点の目安です。クーポン・ポイント・為替で大きく動くため、最新価格は必ず各ショップ公式ページで確認してください。
FAQ

- QRTX 4050と4060・5060、FHDや1440pでどれくらい差がありますか?
- A
FHDならRTX 4050でも中〜高設定で60fps前後を狙えますが、レイトレや重いAAA・WQHD外部モニターを考えるなら、余裕のある4060/5060を選ぶと安心です。
- Q144Hzと165Hz・240Hz、どこで効いてきますか?
- A
144Hzと165Hzの差は小さく、まずは144Hz以上かどうかが重要です。240Hz以上は、常時200fps超えを狙う競技志向のFPSプレイヤー向けと考えてOKです。
- Q重量2.5kg超のノートはアリ?持ち運びの現実は?
- A
家の中の移動だけなら2.5〜2.7kgでも問題ありませんが、毎日持ち運ぶとかなり負担です。週1持ち出しなら2.3kg前後、ほぼ毎日なら2kg以下を目安にすると現実的です。
- Qメモリ16GBスタートでも大丈夫?妥協ポイントは?
- A
FHD+中設定なら16GBでも動きますが、配信や複数アプリ併用では余裕がなくなりがちです。あとで増設できるか、スロット構成と32GB化のコストをあらかじめ確認しておきましょう。
- Q発売直後の値動きと“底値の目安”は?
- A
発売から数カ月で5〜10%下がり、BFや年末セールで15〜25%オフになるケースが多いです。人気機種は在庫切れも多いので、狙いのモデルが5〜10%以上下がったら“買い時”と割り切るのもアリです。
まとめ

ゲーミングノート選びは、型番やスコアを深追いするより「どんなゲームを、どこで、どれくらい遊ぶか」から決める方が迷いません。
今回の5機種から、自分の使い方に近い1〜2台をピックアップして、あとはブラックフライデーの値引きとポイントを落ち着いて比較するだけでOKです。
気になるモデルが見つかったら、カートに入れてクーポンと還元を確認し、“いまの自分にちょうどいい1台”をこのタイミングで押さえておきましょう。
あわせて、ゲーミングノートと一緒にUSB-C充電器やケーブル、USBハブも買い替えておくと、外出先や自宅デスク周りの使い勝手がかなり変わります。ノートPCに必要なW数や4K60対応ハブの選び方は、周辺機器だけをまとめたブラックフライデー記事で整理しているので、セットでチェックしてみてください。
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