「eSIMと物理SIMのおすすめの組み合わせが知りたい」
「デュアルSIMでスマホ代を安くしたいけど、どれがベストか分からない」
そんな方に向けて、本記事では2025年最新版のおすすめデュアルSIM構成3選をわかりやすく紹介します。
デュアルSIMを活用すれば、1台のスマホで通話と通信を最適に分担でき、節約しながら通信障害への備えも可能になります。
「月額を抑えたい方」「楽天やPayPayの還元を最大化したい方」にもぴったりの運用法です。
デュアルSIMの基本やミドルレンジスマホの選び方など、スマホ代節約に役立つ情報をまとめた完全ガイドもご用意しています。
デュアルSIMとは
デュアルSIMとは、1台のスマートフォンに2枚のSIMカードを挿入して利用できる機能です。これにより、2つの電話番号や異なるLINEアカウントなど、1台で2台持ち同様の使い分けができるようになります。
ュアルSIMについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
【結論】これでOK|おすすめの組み合わせ3選

おすすめのデュアルSIM組み合わせは、以下の3つです。
- 日本通信SIM × povo 2.0:通信料を抑え、通信障害にも強い超ディフェンス型
- 楽天モバイル × povo 2.0:特典 + 通信障害用のバランス型
- 楽天モバイル × ワイモバイル:2つの特典を受け取れる超オフェンス型
各組合せを一言で言うとこんな感じです。
それぞれの組み合わせについて詳しく解説していきます。
超ディフェンス型:日本通信SIM × povo 2.0

日本通信SIM × povo 2.0はこのような方にとって、特に相性の良い組み合わせです。
- 月の通信量が20GB~50GB程度のあなたに最適
- 月額使用料を安く抑えたい
- 短時間の無料通話が欲しい
- 通信障害に備えたい(ドコモ回線×au回線)
という人におすすめの組み合わせ!!
日本通信SIM
eSIM、物理SIMどちらにも対応しているドコモ回線の格安SIMです。
特徴は
- 月額料金が安い
- シンプル290プラン以外は無料通話が付いている
- 大手キャリアに比べて通信速度が遅い場合がある (特に日中)
- ネットでのみ手続き可能
- スマホは自分で用意する必要がある
日本通信SIMは、2010年よりSIMパッケージ製品を販売している、歴史あるMVNO業者です。
キャンペーンは行っていませんが、複雑な割引制度などもなくシンプル。
その分、月額料金が非常に低価格であることで定評です。
通信容量20~50GBまでの中容量プランなら業界最安クラス。
しかも、プラン内に70分の無料通話又は5分間のかけ放題がついています。
通話機能も2パターンから選択可能で、実用性が高い点も魅力です。
実店舗が無くネットでの契約となる為、多少ハードルは高いのが難点です。
また回線契約のみの為、設定を自分で行う必要があります。
事務手数料を抑えたい方は、Amazonや楽天でスターターパックが販売されているので、こちらを購入されてから契約を行うとお得です。

日本通信SIMのスターターパック初期費用を抑えよう
povo
eSIM、物理SIMどちらにも対応しているauのサブブランドです。
特徴は
- 月額基本料金が0円
- 0円の状態だと速度は128kbpsしか出ない
- データ容量や通話オプションをトッピングで購入
- 通信品質はauと遜色なし
povo2.0はメイン回線としても非常に優秀ですが、本記事ではサブ回線としての利用でお話しします。
povo2.0は、月額基本料金が0円で別途トッピングを購入するプランです。
0円のままだと速度は128kbpsしか出ないので、通信速度を上げるためには必要な量だけトッピングを購入する必要があります。
通信品質についてはauのサブブランドの為、キャリアと遜色のないものとなっています。
ギガ活は終了しましたが、様々なトッピングが面白い。
ローソン、ドン・キホーテなどのお買物券とデータ容量が付いたコラボトッピング。
1年分のデータ容量を一括で買うトッピングです。
※データ使い放題(7日間)24回分:16,390円 半年間データ使い放題で2,732円
テザリングすれば、格安au回線のポケットWifiの爆誕!
※注意としてトッピングを購入しなければずっと0円で使えるわけではなく、180日間以上有料トッピングの購入などがない場合、利用停止、契約解除となります。

おすすめ運用方法
運用は、日本通信SIMをメイン回線として通話やデータ通信を利用し、povo 2.0をサブ回線として必要に応じてデータトッピングを追加する運用使用がおすすめです。
ドコモ回線×au回線とキャリアが分かれているので通信障害にも強くなっています。
日本通信SIMのプランは「合理的みんなのプラン」をおすすめします。
このプランは月の通信量が20GBとそれなりの容量があります。
10GB有れば、ネット、SNS、動画をそこそこ使用しても十分足りる容量です。
しかも無料通話として、月70分の無料通話または5分まで何度でも通話無料のいずれかを選択して付けられるのみ魅力的です。
※無料通話以降の通話料30秒11円かかります。
この2つで1,390円は破格だと思います。
20GBでは足りないと感じる方には、大容量の50GBプランも選択肢として検討する価値があります。
50GBプランにも無料通話はついており2,178円、業界最安クラスです。
povo 2.0は基本トッピングを行わず、メイン回線が繋がりにくかったり、ドコモ回線が通信障害が発生した場合のサブ回線として活用します。
180日以上有料トッピングを行わないと利用停止、契約解除になるので、この組み合わせでのおすすめトッピングは「24時間データ使い放題」です。
このトッピングは購入から24時間以内で有ればデータ使い放題なので、データ容量を特に使う日にピンポイントで購入すると非常に便利です。
項目 | 日本通信SIM | povo 2.0 |
---|---|---|
プラン | 合理的みんなのプラン | 24時間データ使い放題 |
料金 | 1,390円 | 330円 |
データ容量 | 20GB | 24時間データ使い放題 |
無料通話 | 月70分の無料通話または 5分まで何度でも通話無料 | - |
バランス型:楽天モバイル × povo 2.0

楽天モバイル × povo 2.0はこのような方にとって、特に相性の良い組み合わせです。
- データを無制限に使用した
- 無料通話が欲しい
- 楽天経済圏のポイントアップを狙いたい
- 通信障害に備えたい(楽天回線×au回線)
という人におすすめの組み合わせです。
楽天モバイル
第4の大手キャリア!
eSIM、物理SIMどちらにも対応しています。
特徴は
- データ通信料に段階的に料金が上がるワンプラン
- 楽天ポイントのポイント還元率がアップする
- NBA、パ・リーグの試合が追加料金無しで視聴可能
- 専用アプリを使用すれば無料通話が月額使用料内で行える
- 家族割や学割も有り
- 使用場所によっては通信品質がイマイチ
- プラチナバンドを取得
楽天モバイルは、2019年より大手キャリアとして開始しました。
開始当初は0円運用が出来ると話題になりましたが、現在は最低料金税抜き980円から使用可能です。
2023年6月から「Rakuten最強プラン」が開始され、楽天回線が繋がらないエリアではau回線を無制限に使用する事が出来ます。
またデータ容量をどれだけ使っても税抜き2,980円というのも魅力です。
通話も専用アプリを使えば、追加料金無しでかけ放題。
しかし、通話品質はイマイチという声もまだまだ聞きます。
プラチナバンドを取得したので、通信品質は今後期待ですね。
楽天経済圏の方であれば、ポイントが+1倍になるので、色々なポイントアップを組み合わせれば非常にお得にお買い物が出来ます。
貯まったポイントで月額料金を支払う事もできます。
2024年2月から最強家族プログラムとして各プラン100円引きになるプログラムを開始されました。
この割引をどう見るかだが、たかが100円されど100円。
また、NBA、パ・リーグの試合が見られる特典が付いてます。
ポイントアップ、スポーツの無料視聴とサブスクに通信機能が付いたような特典てんこ盛りのSIMです。
おすすめ運用方法
運用は、楽天モバイルをメイン回線として、povo 2.0をサブ回線として使用するのがおすすめです。
楽天回線×au回線で、万が一の通信障害にも強い運用が可能です。
楽天モバイルはデータ容量によるワンプランなので、使用するデータ容量によって料金が異なります。
テザリングを使えば、パソコンやタブレットとの通信も行えます。
スマホの月額料金だけでなく家庭全体の通信料を安くする事もできます。
povo 2.0は上記と同様で通信障害が発生した場合のサブ回線として活用します。
この組み合わせの注意としては、楽天モバイル回線 × au回線の場合は良いのですが、
楽天モバイル回線(ローミングau回線) × au回線の場合にau回線で通信障害が起こってしまうと回避するすべが無いことです。
項目 | 楽天モバイル | povo 2.0 |
---|---|---|
プラン | Rakuten最強プラン | 24時間データ使い放題 |
料金 | 3GBまで 1,078円 20GBまで 2,178円 それ以上 3,278円 | 330円 |
データ容量 | 上記料金による | 24時間データ使い放題 |
無料通話 | 専用アプリで通話無料 | - |
超オフェンス型:楽天モバイル × ワイモバイル

楽天モバイル × ワイモバイルはこのような方にとって、特に相性の良い組み合わせです。
- 複数の契約者特典を受け取りたい
- 無料通話が欲しい
- 楽天経済圏とYahoo経済圏両方のポイントアップを狙いたい
- 通信障害に備えたい(楽天回線×ソフトバンク回線)
という人におすすめの組み合わせです。
ワイモバイル
eSIM、物理SIMどちらにも対応しているソフトバンク回線のサブブランドです。
特徴としては
- ソフトバンクのサブブランドなので通信品質が安定
- LYPプレミアムが追加料金無しで使用できる
- Yahoo!かんたんバックアップが容量無制限で保存可能
- 余った通信容量を繰り越しできる
ワイモバイルをお得に利用するには、家族割又はおうち割が前提になります。
そして、PayPayカードでの支払いでも割引もあるので、PayPayカードも必須!
この割引を使用しなければ、一番低いプランでも2,365円となり、お得とは言い難くなります。
また、割引の方法が複雑でハードルが高くなります。
しかし、そのハードルを飛び越えた暁には非常にもりもりな契約者特典が待っています。
LYPプレミアムはLINEとヤフーのサービスが利用できるサービスです。
これだけでなんと500円以上します。
LYPプレミアムが有れば、LINEスタンプが1200万種類以上のスタンプが使い放題になります。
また、LINEのアルバムが動画・オリジナル画質写真に対応とLINEを使う方はとても重宝します。
他にもYahoo!ショッピングのポイントアップや、会員限定のPayPayクーポンをもらえたりとお買い物にも非常に重宝します。
Yahoo!かんたんバックアップが容量無制限に使用できるのは非常にありがたいです。
Amazonプライム会員にも写真バックアップ機能がありますが、こちらも写真・動画を無制限保存!プライム会員になっていないあなたはこれでバックアップ場所に困ることはありません。
楽天モバイル同様にLYPプレミアム、バックアップ無制限使用とサブスクに通信機能が付いたような特典てんこ盛りのSIMです。
ワイモバイルのSIMとLibero Flipをセットで購入できるAmazonページはこちら
ワイモバイルのSIMとOPPOReno11 Aをセットで購入できるAmazonページはこちら

おすすめ運用方法
このデュアルSIMの運用は上記2つとは異なり、契約者特典をメインで考えています。
楽天経済圏、Yahoo経済圏の2つでポイントアップを狙えるのが一番の特徴です。
家電などを買うときは相見積もりをして安く買う事もあると思います。
それと同じように、複数の経済圏でポイントアップが出来れば相見積もりしてより安くポイントの高い経済圏で買い物ができますね。
回線は、ワイモバイルをメイン回線として、楽天モバイルをサブ回線として使用するのがおすすめです。
通話は楽天モバイル専用アプリでのかけ放題が付いているのでオススメ。
楽天モバイルは通信容量を使った分で料金が変わる料金体制です。
その為、ワイモバイルをメインで使用し、足りなくなったら、楽天モバイルに切り替えるやり方をおすすめします。
最低料金で使用すると、ワイモバイル4GB、楽天モバイル3GBと合計7GBとあまり多くありません。
足りない場合、Wifi上手く活用するか、ワイモバイルの30GBプラン又は楽天モバイル20GBまでの使用を検討しないといけません。
項目 | 楽天モバイル | ワイモバイル |
---|---|---|
プラン | Rakuten最強プラン | シンプル2S |
料金 | 1,078円 | 1,078円 (おうち割 + Paypayカード割 適用時) |
データ容量 | 3GB | 4GB |
無料通話 | 専用アプリで通話無料 | - |
まとめ

組み合わせはまだまだありますが、私が思うおすすめの組み合わせを3パターン紹介しました。
特徴をまとめると、
組み合わせ | 回線種別 | 特徴 |
---|---|---|
日本通信SIM × povo2.0 |
Docomo× au | ・20GB使用できて月額料金を抑えたい ・短時間の無料通話が欲しい ・通信障害に備えたい |
楽天モバイル × povo2.0 |
楽天× au | ・データを無制限に使用したい ・無料通話が欲しい ・楽天経済圏のポイントアップを狙いたい ・通信障害に備えたい |
楽天モバイル × ワイモバイル |
楽天× SoftBank | ・複数の契約者特典を受け取りたい ・無料通話が欲しい ・楽天経済圏とYahoo経済圏両方のポイントアップを狙いたい ・通信障害に備えたい |
デュアルSIMの組み合わせを活用する主な目的は、月額料金の節約や通信障害への備えにあります。
しかし最近では、それに加えてポイント還元の最大化や、サブ回線を柔軟に使い分ける利便性など、多彩な活用方法も広がっています。
2025年現在、eSIM対応スマートフォンの普及により、デュアルSIM運用は誰でも手軽に始められる選択肢となりました。
それぞれのプランの特長をうまく組み合わせることで、通信費の節約だけでなく、より快適でスマートなモバイルライフを実現できます。
本記事で紹介した組み合わせの中から、ぜひご自身の使い方に合ったスタイルを見つけてみてください。