通信障害になったらどうしよう!
複数の通信事業者の契約者特典を利用したい!
別々の通信事業者のプランを合わせたら自分に合った使い方ができるのに!
でもスマホを2台持ちたくない(汗
そんな事を考えた事はありませんか?
そんなあなたは「デュアルSIM」で問題解決!!
デュアルSIMとは、1台のスマホに2つのSIMを装着できる機能です。
最近ではキャリアも通信障害用にデュアルSIMのオプションを新しく発表したりと、どんどんメジャーになってきています。
でも設定はどうしたらいいの?難しくない?と思うかもしれません。
私は洗濯機の使い方がよく分かりません(汗
洗濯機の使い方なんて簡単!!と思う人と同じです。
やり方さえ分かってしまえば難しいものではありません(笑
乗り越えた先には色々なメリットが待っています!!
本記事を読めばデュアルSIMがどのようなものか。
そしてデュアルSIMの使い方、メリット、デメリットについて徹底解説したいと思います。
デュアルSIMとは
デュアルSIMスマホとは、1台のスマホに2つのSIMカードを装着できる機能です。SIMカードとは、携帯電話会社と契約した際に発行されるカードのことで、電話番号や通信プランを保存しています。
デュアルSIMスマホを使えば、2つの電話番号、通信プランを1台のスマホで利用することができます。
SIMの種類は2種類あるので、これは覚えておいた方がいいです!!
- 物理SIM : SIMカードを挿入して利用する方式
- eSIM : ダウンロードして利用する方式
物理SIMとeSIMの違いは、以下のとおりです。
項目 | 物理SIM | eSIM |
---|---|---|
形状 | ・カード型 | ・内蔵型 |
抜き差し | ・可能 | ・不可 |
機種変更 | ・物理SIMを差し込む | ・新しいスマホに eSIMをダウンロード |
メリット | ・抜き差しで、 機種変更が簡単 | ・SIMを紛失する心配がない ・契約時SIMの発送がなく 最短当日に開通 |
デメリット | ・SIMを紛失する 可能性がある | ・eSIMに対応していない スマホでは利用できない ・機種変更でeSIMを移行 する必要がある |
SIM設定方法
物理SIMの場合・・・SIMトレーを取出しSIMを装着
eSIMの場合 ・・・通信事業者のマニュアル通りに行う
その後再起動を行うとSIMの設定は完了します。
色々な設定が必要と思われがちですが、ほとんどのスマホはSIMを刺した時点でどのキャリアのSIMかを認識してくれるので、設定は不要な場合が多いです。
切り替え方法
iPhoneの場合
通話
設定→モバイル通信→デフォルトの音声回線→使用するSIMを選択
データ通信
設定→モバイル通信→モバイルデータ通信→使用するSIMを選択
androidの場合
通話
設定→ネットワークとインターネット→通話とSMS→通話又はSMS→優先的に使いたい項目を選択
データ通信
設定→ネットワークとインターネット→SIM→データ通信を使用したいSIM→モバイルデータON
デュアルSIMのメリット
デュアルSIMのメリットは以下の5つです。
- スマホ2台持ちから解放される
- 通信費を節約できる
- 通信障害を回避できる
- 各キャリアの特典が複数受けられる
- LINEやポイントアプリのアカウントが複数持てる
スマホ2台持ちから解放される
デュアルSIMスマホを使えば、プライベート用と仕事用など、用途に合わせて2つの電話番号、通信プランを使い分けることができます。これにより、スマホ2台持ちの必要がなくなります。
スマホ2台持ちは、常に2台のスマホを持ち歩く必要があるため、荷物が増えたり、紛失のリスクが高まったりします。また、2台のスマホのバッテリーを充電する手間もかかります。
デュアルSIMスマホなら、1台のスマホですべての用途をカバーできて、これらのデメリットを解消することができます。
通信費を節約できる
デュアルSIMを使えば、通信費を節約することができます。例えば、安い音声通話SIM×大容量のデータ専用SIMで契約すれば、大容量の通信を安く契約する事が出来ます。
また、大手キャリアサブブランド×格安SIMで契約すれば、サブブランド1社で契約するよりも安く大容量の通信を行う事も出来ます。
格安SIMは通信速度が安定しない場合があります。
その場合にはキャリアの安定した通信を使用する事もできます。
デュアルSIMであれば、通話専用プランとデータ専用プランや大手キャリアサブブランド×格安SIMを組み合わせて通話とデータの両方を安く利用することができます。
通信障害を回避できる
最近、大手キャリアでも通信障害のニュースを聞くことがあります。
通信障害が発生した場合、仕事やプライベートに大きな影響を与える可能性があります。
デュアルSIMを使えば、通信障害を回避することができます。1つの通信事業者で通信障害が発生した場合でも、もう1つの通信事業者を利用することで、通信を継続することができます。
デュアルSIMスマホであれば、通信障害が発生しても、もう1つの回線を利用することで、通信を継続することができます。
※大手キャリアでも通信障害に備えたバックアップ回線のオプションサービスが提供されています。契約を複数するのが面倒くさいという人にはいいかもしれませんね。
各キャリアの特典が複数受けられる
各キャリア、サブブランドと契約すると乗り換え時以外にも、各社独自の特典が存在します。
例えば、ワイモバイルはYahooプレミアム無料、Yahooショッピングのポイント還元率アップ、楽天モバイルは買い物時の楽天ポイントの還元率がアップします。
複数キャリアの特典を受けることもできますし、キャリアは安いプランを契約し、格安SIMで大容量の通信プランを契約する事もできます。
SNSアカウントが複数持てる
デュアルSIMであれば、電話番号を2つ持てるため、電話番号が必要なSNSアカウントを複数持つことができます。
プライベート用と仕事用でSNSアカウントを分けることもできます。
ただしiPhoneはアプリの複製が出来ないので、別端末を用意する必要があります。
Androidスマホであれば、メーカー独自のOSで複製が簡単に出来るようになっていたり、PixelのようなピュアAndroidでもアプリをダウンロードすればアプリの複製は可能です。
※アプリ複製を行うアプリとしては「island」が代表的です。
デュアルSIMのデメリット
デュアルSIMのデメリットは以下の3つです。
- バッテリーの減りが早くなる
- 契約が複数になり管理が面倒
- AndroidはSDカードスロットが使えなくなる
バッテリーの減りが早くなる
デュアルSIMは、2つのSIMが電波を探すため、バッテリーの減りが早くなります。特に、電波の弱い場所や移動中に利用すると、バッテリー消費量が多くなります。
デュアルSIMを利用する場合、バッテリーの減りが早くなることを考慮して、こまめに充電を行う必要があります。
契約が複数になり管理が面倒
デュアルSIMでは、2つのSIMを利用することになります。そのため、2つの通信事業者と契約する必要があります。
2つの通信事業者と契約すると、手続きや料金の管理が2倍になります。また、2つのSIMを切り替える際に、手間がかかる場合もあります。
機種によってはクイックパネルでSIMを切り替えられる機種もありますが、設定アプリから変更しないといけない機種もあります。
AndroidはSDカードスロットが使えなくなる
AndroidのデュアルSIMスマホは、SIMカードの挿入口を2つ使用する為、SDカードスロットを使うことができません。microSDカードに写真や動画を保存している方は、注意が必要です。
機種によってはSIMカードスロット×2+SDカードスロットがあったり、eSIM+SIMカードスロット+SDカードスロットになっている機種もあります。
まとめ
デュアルSIMは、1台のスマホで2つの電話番号、通信プランを使え、組み合わせにより固定費が削減出来たり、特典が複数利用できたりと、便利な機能です。しかし、バッテリーの減りが早くなるなどのデメリットもあります。
デュアルSIMを検討している方は、メリットとデメリットをよく理解して、あなたに合った使い方を見つけてください。